その他の治療(外傷等)|うちやま小児科こどもクリニック【高槻市富田丘】

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その他の治療(外傷等)

その他の治療(外傷等)|うちやま小児科こどもクリニック【高槻市富田丘】

その他の症状・疾患について

その他の治療(外傷等)

家庭内での打撲や外傷に関しての診察も行いますが、“交通事故”や“高所からの転落”、“持続する出血を伴う外傷”は緊急の対応が必要ですので対応可能な施設を救急受診してください。

頭部打撲

子どもの転倒などによる頭部打撲は、日常生活の中で遭遇することが多い外傷といえます。
頭部打撲後(交通事故や高所からの転落は除く)に以下の症状があるようならCTやMRI検査の必要性が高くなりますので救急受診をしてください。

  • 不機嫌、泣き止まない、いつもと様子が違う。
  • 打撲部位に柔らかいふくらみ(血腫)がある;前額部以外
  • 意識を失ったり(5秒以上)、けいれんがある。
  • 嘔吐
  • 頭痛

乳児血管腫

皮膚の表面や内部にできる“赤あざ”で、未熟な毛細血管が増殖して現れる良性の腫瘍です。
見た目から「いちご状血管腫」とも呼ばれます。出生直後には目立たない状態ですが、数週間で出現してきます。頭から体のどこにでもできますが、首から上が多いとされています。皮膚表面に扁平に盛り上がる「局面型」、半球状に盛り上がる「腫瘤型」、皮膚の下に腫瘤がある「皮下型」の3タイプがあります。多くの場合、2歳ごろまで大きくなりますが、5~7歳くらいには自然に消失していきます。良性の腫瘍ですが、大きくなり体の機能に支障を来したり、出血、潰瘍、感染などのリスクがあったりする場合は、治療が必要となります。
乳児血管腫の主な治療として薬物治療、レーザー治療、外科治療があります。
当院ではβ遮断薬(プロプラノール)の内服による治療が可能です。
一般的にβ遮断薬は血圧や心拍数を下げる作用があり心不全や不整脈の治療に使用する薬ですが、血糖値を下げたり、気管支を収縮させる副作用のあるお薬です。
当院ではお薬の開始時に血圧、心拍数、酸素飽和度測定、心機能(心エコー)、血糖値計測を行い副作用がないか確認を行います(2時間ほど)。その後1週間隔で増量していきます(前述のことを計3回外来で行います)。内服の用法(哺乳後、食後に内服させる、感冒時は中断する等)をしっかり守ることで比較的安全に内服継続が可能です。

起立性調節障害

自律神経の機能が低下して循環器系の調節がうまくいかなくなる思春期前後の小児に多くみられる疾患です。
朝に起きられない、立ちくらみやめまい、動悸、息切れ、頭痛、倦怠感、失神などの症状が挙げられます。
起立性調節障害は一見怠けているように見えますが、自分の意思ではコントロールすることができない体の病気です。
そのため、保護者や学校などの周囲の人が病気への理解を深め、子どもをサポートしていくことが大切です。

臍(さい)ヘルニア

臍ヘルニアはへその内側の筋膜に穴が開いて、その穴から腸が突出してくるためにへそがふくらんで見える病気です。いわゆる“でべそ”のことです。通常はへその緒が取れたあとにへそ部分の腹壁の穴がしっかりと閉じますが、その穴が残ってしまうと臍ヘルニアになります。
ほとんどの臍ヘルニアは、1歳ごろまでに自然に治癒しますが、なかには1歳を過ぎても穴が閉じずに臍ヘルニアが残ってしまうケースもあります。
でべそを防ぐ目的で、綿球(綿の玉)で飛び出したへそを外から押さえて治療する圧迫療法や見た目の観点から手術を行うこともあります。へその形でお悩みの際はご相談ください。

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